箍冬―cotoh―
- 2006/02/02
- 18:32
story:水原とほる illustration:高緒 拾
夏陰―cain― の続編。
前作の最後で、お互いが愛しているという思いが通じ合った二人。
少しは、愛溢れるシーンが増えてる…?
なんて期待はやっぱり無駄で。
岡林の雪洋に対する、所有欲や支配欲が、無くなる訳ではなく。
雪洋も、岡林の存在する、
ヤクザという世界に身を投じる覚悟をした筈なのに、
そう簡単に、その世界に慣れ親しむ、ことが出来る訳もなく。
雪洋の悩みと苦しみ、が晴れることは、まだなさそう…
夏陰―cain― の続編。
前作の最後で、お互いが愛しているという思いが通じ合った二人。
少しは、愛溢れるシーンが増えてる…?
なんて期待はやっぱり無駄で。
岡林の雪洋に対する、所有欲や支配欲が、無くなる訳ではなく。
雪洋も、岡林の存在する、
ヤクザという世界に身を投じる覚悟をした筈なのに、
そう簡単に、その世界に慣れ親しむ、ことが出来る訳もなく。
雪洋の悩みと苦しみ、が晴れることは、まだなさそう…
普通に、大学の先輩と親しくしていた雪洋を、岡林が偶然、目撃してしまう。
その上、誤解を解こうとした、雪洋の反抗が、岡林を逆上させてしまい、
三日間、マンションに監禁され、岡林から責苛まれる羽目に。
雪洋も早々に、岡林に抗うことは諦め、どうしようも出来ず、ただただ従うばかりなのに。
岡林が雪洋を嬲り辱める行為の連続、には、やはり、眉間に皺が寄るかと…
ただ嫉妬に狂う、というよりも、
雪洋を自分の好きなように扱い、辱めることで、
絶対に消えてはならない、独占の証を、雪洋に刻み付けているよう。
結局。
このことが原因で、雪洋の身体が、本人の意志には関係なく、
岡林を拒む反応をするようになってしまうのだけど。
そんな中。
雪洋が、岡林との生活から離れ、普通に存在することが叶うのが、大学で。
読んでいる方も、大学で研究に没頭する様子には、ほっと、しつつ。
でも、やはり、それだけじゃ終わらない。
前作で出てきた、関西の本家絡みの問題により、雪洋が拉致監禁、されてしまったりするのだけど。
そんな状況でも、諦めずに行動した雪洋にも驚いたけど、
その後の彼の覚悟、が一番の変化であり、成長、かなと。
あとがきで、
「覚悟を決めて自ら踏み込んだ、岡林の元への一歩」
と水原さんが書かれているとおり、
雪洋がやっと辿り着いた、岡林と並んで歩き始めるスタートラインだと思います。
ならば、この先、が知りたくもありますけど、
このままにしておいて欲しい気も。
思えば。
何だかこんなに痛いシーンがあるBLを、ここまで読んだのは恐らく、初めて、なんですが。
途中で止まることなく、
気付けば読み進んでしまっていて。
というか、逆に読まずにはいられなくて。
嬲られ苦しむ雪洋の痛い声や、泣き喚く声、を実際の音で聞くことは無理かな、という気もします…
あ、冒頭のカラーページは。
夏陰の方が、過激かと。
まだ、こっちの方が露出度低め… と言っても、それはBLに慣れている人に対してですが…
その上、誤解を解こうとした、雪洋の反抗が、岡林を逆上させてしまい、
三日間、マンションに監禁され、岡林から責苛まれる羽目に。
雪洋も早々に、岡林に抗うことは諦め、どうしようも出来ず、ただただ従うばかりなのに。
岡林が雪洋を嬲り辱める行為の連続、には、やはり、眉間に皺が寄るかと…
ただ嫉妬に狂う、というよりも、
雪洋を自分の好きなように扱い、辱めることで、
絶対に消えてはならない、独占の証を、雪洋に刻み付けているよう。
結局。
このことが原因で、雪洋の身体が、本人の意志には関係なく、
岡林を拒む反応をするようになってしまうのだけど。
そんな中。
雪洋が、岡林との生活から離れ、普通に存在することが叶うのが、大学で。
読んでいる方も、大学で研究に没頭する様子には、ほっと、しつつ。
でも、やはり、それだけじゃ終わらない。
前作で出てきた、関西の本家絡みの問題により、雪洋が拉致監禁、されてしまったりするのだけど。
そんな状況でも、諦めずに行動した雪洋にも驚いたけど、
その後の彼の覚悟、が一番の変化であり、成長、かなと。
あとがきで、
「覚悟を決めて自ら踏み込んだ、岡林の元への一歩」
と水原さんが書かれているとおり、
雪洋がやっと辿り着いた、岡林と並んで歩き始めるスタートラインだと思います。
ならば、この先、が知りたくもありますけど、
このままにしておいて欲しい気も。
思えば。
何だかこんなに痛いシーンがあるBLを、ここまで読んだのは恐らく、初めて、なんですが。
途中で止まることなく、
気付けば読み進んでしまっていて。
というか、逆に読まずにはいられなくて。
嬲られ苦しむ雪洋の痛い声や、泣き喚く声、を実際の音で聞くことは無理かな、という気もします…
あ、冒頭のカラーページは。
夏陰の方が、過激かと。
まだ、こっちの方が露出度低め… と言っても、それはBLに慣れている人に対してですが…
スポンサーサイト
- テーマ:BL小説
- ジャンル:小説・文学
- カテゴリ:[BLnovels]水原とほる
- CM:0
- TB:0