ルームメイト
 2006.05.11 Thu
ルームメイトルームメイト
高井戸 あけみ

芳文社 2002-07-29
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BFCシリーズ、2冊目です。
このシリーズ、全部タイトルが違うので、
同じシリーズなのかとか、どれが何冊目、
なんてことが、凄くわかりづらいですので、ご注意を…

なんて、どうでもいっか、そんなこと。

この巻から、メインが、三木彰と犬山広樹、に。

この二人、
どう見ても相性悪そうだし、
性格をはじめいろんな部分が噛みあわなそうなんだけど。
この二人だからずっと一緒にいれたんだろうな…
なんて思うんですよね、読んでると。
この表紙だって、ひとつのパジャマを二人で着てるし。
そういうことは、抵抗なく馴染みまくってるんだけどな…
冒頭は、学園祭。それも、本日コスプレの日。

着ぐるみ、はわかる…
だけど、なんと言っても、飯塚と三木がナースコスですから…
まあ、飯塚は見た目もカワイイからはまってますけど、
ほんと、”婦長”に相応しく?無愛想で冷たいナースですよ、三木の場合。

生徒会長兼寮長の、三木彰。
クールビューティー+眼鏡、という見た目通り、性格はかなりきつめ。
そして、三木と同室のルームメイト、犬山広樹。
三木とは正反対の明るく陽気で軽い性格。ゲイ。
この巻からメインとなるそんな二人は、1年から3年の今まで同室で暮らす、ただのルームメイトという仲、だったんだけど。

この一冊の中で、何度も二人きりで触れ合い、話し、見詰めあいながら、
三木と犬山、はそれぞれの気持ちと、
二人のこれからをどうするべきか、な選択を模索し続けてるよう。
でも、どっちかというと、悩み考え込んでるのは犬山、の方。
それは、合間に入るモノローグ、が彼視点の気持ち、だからかも知れないけど。

でも、犬山は、間違いなく、三木に、友達以上、の感情を持ってるんです…
それは、彼の三木への接し方とか、思い余ってとってしまった行動から、物凄く、伝わって来て。
そんな犬山に三木は翻弄されて、戸惑ってばかり、な感じ。
でも、犬山が、犬山からされることが、決して嫌なわけじゃないんです、三木は。
窮地に立たされた時、思わず叫んだのは、「広樹」という犬山の名前だったし。
なら、どっちかが告白でもして、それを受け入れれば、別に悩むことなく、晴れてただのルームメイトから恋人、になれるでしょうけど。
そう、簡単に解決する問題、ではなくって…

いろいろと二人の間に事件がある中で、犬山が何かを決心したのが、
前作でメインだった、松本の叔父の別荘へ、松本・飯塚・三木・犬山の4人で訪れた時。

川で釣り中、雨が降り出し帰る間際、忘れていた帽子をとろうとして、斜面を滑り落ち、足を怪我してしまった三木。
その三木の後を追ってきた犬山は、三木を来る途中にあった小屋、に連れて行く。
”世界共通山小屋雨宿りの鉄則〜”なんて犬山が言う通り、焚き火で服を乾かしつつ、裸で毛布に包まり… というシチュエーションに。

もともと風邪気味だった三木は熱っぽくなり… そして、焚き火も消え…
犬山が三木を後から抱くように温める… という状況で。
最初は明るく会話をしていた彼が、突然、三木を抱こうと襲い掛かかってしまい…
結局、三木が足を怪我していた所為で、未遂、にはだったんですけど。

この出来事で、犬山は自分が三木に抱いている感情が、性的欲求を含む、間違いなく恋愛感情だと確信したんだと思うんですよね…
帰りの電車内でも明るく振舞いつつも、彼が思っていたのは次のようなこと…

「まだ
 やり直せる
 おまえの正しい道を探そう
 俺の道と違っても… 」

ああもう、切ない…

つい、5冊目まで全部読んじゃって、結末がわかっているとしても、
この頃の犬山は切ないですよ… 
それは、三木も同じなんですけど…

では次、3冊目、ベッド・タイムへ…

あ、犬山と三木のことしか書いてないけど、ちゃんといろんなイベント満載ですから。読んでてちゃんと面白いですから。悪役教頭が、美少年誘惑作戦、にはめられてるし。最後のおまけ、「ナースのおしごと?」は犬山の男のロマン実現か!? って感じだし。
  c:0  t:0   [BLcomics]高井戸あけみ admin FC2 Blogranking
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