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2006.05.10 Wed
タイトル通りのシリーズ5冊のうちの1冊目です。 シリーズが全部揃ってるのを見掛けたことはないんだけど、 CD化もされていて、ちょっと、ずっと、気になっていた作品。 舞台は、とある学園寮。 その寮で生活する、個性溢れるキャラ達が主人公。 「優等生ばかりが集まっている」と評判の学園寮の正体は、毎夜P.T.Aには絶対秘密の楽しい集会が開かれる寮生達のパラダイス。 だそうで。 私は寮生活の経験がないのだけど、この寮は読んでると本当に楽しそうです。 それぞれの生徒が、いろいろと悩みを抱えてるんでしょうし、親の都合で寮に入れられてたりもするんだけど。 大人というモノを拒絶はしないけど、必要としない世界、 って感じがする…
寮に、新たな生徒・松本正種、が入寮してくる、ところから始ります。
生徒会長、かつ寮長は平気で廊下でタバコを吸ってるし。 お風呂に行けば、舎監の先生に生徒が迫っていたり。 夜の点呼なんて、誰が返事しようが、お構いなし。 そして、ブレックファースト・クラブ、と称される夜中の会合では、賭けの配当に、物を盗んだ生徒の裁判と… でもそんな出来事よりも、寮初日で一番松本を驚かせた出来事は、ルームメイトの飯塚智晴に、キスされたこと。 松本は、飯塚がアルコールが入っていたとしても、キスしたことについて何も言えず、何も訊けず… 飯塚も何もなかったかのように、普段と変わらず… でも、 その一件以来、松本はどうにも、飯塚のことが気になって仕方がない。 正義感もあるんだろうけど、考えて悩んでいるよりは、行動する派の松本は、親戚である犬山に飯塚のことを尋ね、飯塚のバイト先にまで行き。 その結果、飯塚の過去と、ウリなんていうバイトをしている矛盾を知るんですが。 結局、そんな松本の迷いがない行動に、飯塚は救われました… 松本が飯塚のことをそこまで気にして行動した理由に、彼が好きだから、なんて感情はこの時点ではなかったみたいですけど。 でも、その感情が同情じゃないのはわかっていて。 押し付けるわけでもない、見返りを求めるわけでもない、そんな松本の優しさ、が凄く好きですね〜 この二人… ただのルームメイト以上の仲に進展するのは間違いないんですが。 とりあえず、この本では、そこまでの変化はお預け。 その後、問題の根源・飯塚の義兄が寮に現れ、飯塚を脅すも、義兄は、ブレックファーストクラブの裁判の餌食、に。 そして、禁止されているバイトに不純同性交遊をしてるものがいる、ととある寮生が教頭にばらしたのだけど。 それは、舎監でもある先生、と、いつも笑顔でのほほんとした校長によって、教頭はあえなく退去。 ほんと、この教頭は、このパラダイスを壊そうとする上、校長の座を虎視眈々と狙ってる腹黒い人間なんで。いつかは、痛い目にあって欲しいものです… 最初、この作品を見つけた時、正直絵が好みってわけでもないし、買うのを躊躇ったんですけど、ちょっと。 寮という限られた世界、とそこの個性的な住人達が面白くて、すっかりファンですね、このシリーズと高井戸さんの。 2冊目以降、メインとなるのが、生徒会長兼寮長の三木彰と、寮内に存在する、ブレックファーストクラブの代表である、犬山広樹。 この二人は、この本では脇役ですけど、この後4冊で、ずっと、彼らのことが描かれてます。 でも、何気にこの二人、この本の中で相手の服を平気で着てたりして。 それだけ、ルームメイトとして気取りがない仲なんでしょうど、それだけじゃない、みたいですね… っとそれは2冊目の、ルームメイトから読んで行くと、明らかになるんですけど… タイトル作以外に、「ボーイフレンド」「愛人」の2作品も収録。 「愛人」はちょっと理解出来てない部分があるんですが。 「ボーイフレンド」はよかったですよ。友達に彼女が出来たことで、自分が本当に好きだったのは誰かに気付く、そんな話なんですけど。 彼女とのことを聞かされイライラする、そんな気持ちが凄くよく表現してあるかなーと。 |
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